2012年12月4日火曜日

米中対決:アメリカはスパイ増員、中国は武器販売

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●3日、米ペンタゴンが情報収集のため大規模なスパイ計画の実施を決定した。このスパイ網はCIAに匹敵する規模だとされ、中国の軍現代化もマーク対象となっているという。写真は中国の空母。



レコードチャイナ 配信日時:2012年12月4日 17時25分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67093&type=0

米国防総省がスパイ1600人を海外に派遣、中国の軍現代化もマーク対象―シンガポール華字紙

 2012年12月3日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、米国防総省(ペンタゴン)が情報収集のため大規模なスパイ計画の実施を決定した。
 このスパイ網は中央情報局(CIA)に匹敵する規模だとされている。

 米国防総省の計画は国防情報局(DIA)を新たな脅威に対応する組織に改革し、CIAとコマンド精鋭部隊を融合させたような存在になる。
 DIAには現在500人ほどの人員がいるとされるが、計画では1600人余りにまで増員。
 CIAの施設で訓練を受けた後、世界各地の出先機関に派遣される。

 国防総省は4月に国防秘匿活動局も新たに発足させる計画を明らかにしており、それに加えてDIAを強化するこの計画は米国が従前のように一般的な軍事力よりもスパイ活動や秘密作戦に重点を置くようになりつつあることを示している。

 AFP通信はこうした諜報活動の強化は中国が軍事面で現代化(近代化)計画を実施していることを受けたものでもあると伝えている。
 米国政府の消息筋によれば、米国防総省が情報収集で最優先させている対象は
●.アフリカのイスラム軍事組織、
●.北朝鮮とイランの武器拡散、そして
●.中国の軍事現代化計画
だという。





サーチナニュース 2012/12/04(火) 15:50
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1204&f=politics_1204_009.shtml

米国国防省が海外諜報員を大幅増強、ターゲットはわが国か=中国

仏APF通信が2日に伝えたところによると、米国国防情報局(DIA)は中央情報局(CIA)と近い規模をもつ大型情報ネットワークの構築を予定しており、海外派遣人数を1600人まで拡大するという。
この2つのネットワークが注視している分野の1つは「中国が現在進めている軍事近代化計画」だ。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

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記事では匿名希望の米国政府筋の話を引用して、同プロジェクトの一部として、米国軍事関係者が海外に数百人規模の諜報員を派遣するだろうと予測した。
拡張が完了すれば、
 DIAはおそらく世界全体に1600人の諜報員を擁する
とになる。

ここ数年、DIAの海外派遣の諜報員は3ケタを超えたことはなかった。
これには大使館に派遣されている武官やそのほかの身分を隠していない人員も含まれている。
米国政府筋によれば、同計画にはCIAの訓練を受けた新しい世代の特命工作員も含まれる。

これらの新規特命諜報部員は米国の特殊作戦司令部と連携するだろうが、国防総省から直接任務を受けることになる。
国防総省はDIAの注目ポイントを再度詳細に観察しようとしている。
これまでの10年間、彼らは注意力をイラクとアフガニスタンの戦争に関する行動においてきた。
だが現在、国防総省が最も優先している情報分野はアフリカのイスラム系軍事組織、来た朝鮮やイランの武器拡散、そして中国が現在進めている軍事近代化計画だ。

DIAは、自前の直属機関を利用して情報収集と分析を行うほか、陸海空3軍の情報局、そして米国の大規模軍区の司令部の情報部門を管轄しており、イメージ的には「軍隊の中央情報局」といえる。
しかし、CIAが人的なリソースによる情報収集を重視しているのに対し、国防総省情報局は探査衛星などのテクニカルな諜報設備に依存している。




サーチナニュース  2012/11/22(木) 09:17
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1122&f=politics_1122_001.shtml

世界の兵器市場で西側諸国に挑戦する中国=米報道

第9回珠海エアショーで展示された中国の最新鋭兵器について、米軍事専門誌『ディフェンス・ニュース』は19日、「珠海エアショーには、先進的な新型兵器が展示されたが、これは中国軍需産業の革命時代の到来を告げるものだ」と伝えた。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

『ディフェンス・ニュース』は19日、
「西側諸国はこれまで、中国製の兵器を劣悪なコピー品の同義語としてきたが、第9回珠海エアショーではすべてが異なった」
とトップニュースで伝えた。

かつてロシア製のミサイルやレーダーなどをコピーしていた兵器は、高品質の中国製に取って代わられていた。
これまで珠海エアショーに注目してきた米国の防衛専門家は、
「珠海エアショーには多くの新型兵器が展示されたが、そのうちの多くは今まで見たこともないものだった」
と語った。

中国は2004年より投資拡大により、各種軍事プロジェクトを同時に推進、国内の競争と開発期間の短縮を促した。
これにより中国の新型兵器の開発が爆発的に進展した。
人民解放軍は一部の新型兵器を調達し、その大部分は対外的にも販売されるだろう。

12年の珠海エアショーでは、軍用機に搭載される精密誘導兵器を提供する企業が、2社から4社に増加していた。
今年初出展となった中国兵器工業集団(北方工業公司)、中国兵器装備集団は、米滑空式誘導爆弾「AGM-154」に類似する爆弾を展示した

北方工業公司は珠海エアショーで、レーザー誘導型貫通爆弾「天戈-1000」を展示した。
同爆弾の重量は、米国の2000キロ級の貫通爆弾「GBU-28」の半分だが、人民解放軍が急速に発展させる新たな能力は、米国およびアジア太平洋の同盟国に基地の防衛強化を検討させるに足るものだ。

中国の無人機の画期的な進展もまた、同展示会および中国軍需産業全体の注目点となった。
同展示会では、初めて無人機「翼龍」の実物が展示された。
翼龍の外見は米無人機MQ-9「リーパー」に相似しており、主翼の下部には精密誘導兵器や偵察設備を搭載できる。
翼龍の世界兵器市場における販売価格は約100万ドルで、リーパーの3700万ドルと比べ格段に割安だ。

中国は翼龍のほかに、新型無人機CH―4を展示した。
CH―4は短距離空対地レーザー誘導爆弾を搭載可能で、航続時間は30時間に達する。米空軍関係者向け週刊新聞『エアフォース・タイムズ』は18日、中国はこれまでパキスタンに対して、同無人機シリーズの旧型機であるCH―3を販売したと伝えた。

しかし『ディフェンス・ニュース』は、中国は新型兵器のプロジェクトで多くの成果を獲得したが、海外輸出の見通しは想像しているほど明るいものではないと指摘した。
専門家は、
「中国製戦闘機のコストパフォーマンスは高いが、国際市場には同水準の競合相手が数多く存在する。
中国製戦闘機を購入するのは、安値とシンプルな操作を非常に重視する空軍だけだ。
 これは中国製訓練機K―8がアフリカで成功した理由でもある
と分析した。








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