中国関係の記事はほとんど信用性がない。
なにしろ人民日報ですら、大御本営発表式であてにならないのだから。
新華社、人民網などもほとんどウソばっかり。
でもそのウソを拾っていくと後ろに流れている論調が見えてくることがある。
それを見つけ出すことがおもしろいのだ。
日本の記事だが、こんなのもある。
どこまで信用度があるかわからないが、中国ならありそうであり、あるかもしれないと納得できてしまう内容でもある。
なにしろ、12年間という月日がモノをいうし、それに数字データまで明瞭に表示されると、
「きっと、あるだろう」
と思ってしまう。
『
zakzak 2012.11.19
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20121119/frn1211191534004-n1.htm
中国マネー300兆円不正流出!
所得の不平等さらに悪化 新体制早くもピンチ?
習近平体制が始動する中国の足元を揺るがせる事態だ。
2000~11年の12年間に海外に不正流出した資金が合計約300兆円にのぼると米シンクタンクが試算した。
流出額は年々増加傾向で、中国の国内総生産(GDP)の1割弱に相当する規模が海外の闇に消える。
専門家は「秩序維持は持続できない」と警告する。
ここ10年ほどの中国からのマネー流出額については、
数兆~数十兆円単位でさまざまな観測がある。
だが、さらに巨額の資金が中国から流出しているとみるのは、米シンクタンクのグローバル・フィナンシャル・インテグリティ(GFI)。
「数十年にわたり犯罪や汚職、脱税による収入について研究してきたが、これだけ巨額の不正資金が流出している新興国はほかにない」
と不正資金の流れを研究している同シンクタンク幹部は指摘する。
10月に公表された衝撃のリポートによると、別表のように不正資金は2000年の1726億ドル(約14兆円)から増え続け、10年には4356億ドル(約35兆円)、11年には6029億ドル(約48兆円)に拡大。
12年間のトータルで3兆7889億ドル(約303兆円)が流出したという。
2005年から7年の間に中国から英領バージン諸島などタックスヘイブン(租税回避地)に流れ込んだ投資のうち52・4%が違法だともしている。
GDPの1割前後にもあたる資金流出は、
主に犯罪や汚職、脱税によって生じたもので、
その大半が貿易の形でロンダリングされるという。
同シンクタンクは、中国が世界各国に輸出したと報告した額と、世界各国が中国から輸入した額の総計を比較、中国からの輸入についても同様に比較した。
すると、原理的にはそれぞれの数字が一致するはずだが、中国は輸出の額が実態よりも過少に、輸入が実態よりも過大に報告されているという。
この差額が不正に海外に流れているという分析だ。
裏を返せば、これまでは巨額の資金が流出しても経済を維持できるだけ強かったともいえる。
だが、ここにきて経済は急減速し、流出資金の一部が再投資されていた不動産市場もバブルが崩壊。
今後も流出が加速すれば致命傷となりかねない。
試算を行ったエコノミストは
「中国経済は時限爆弾だ。社会的、政治的そして経済的秩序は持続可能ではない」
と語り、
「闇の金融システムを使うことで富裕層がますます富み、所得の不平等はさらに悪化する」
としている。
カネの流出と人の流れは表裏一体だ。
中国の富裕層は資産の19%を海外に保有し、
85%が中国国外の学校に子どもを入れたいと考え、
44%は自らも移住を考えている
という調査もある。
こうした動きを阻止しようと、中国為替当局は9月、ペーパーカンパニーの疑いがある約1500社の為替サービスの利用を停止したと発表。
また、香港の雑誌報道などによると、中国共産党は、党や政府幹部、公務員らの国外逃亡防止の指揮チームを作ったという。
富裕層や特権階級が自国を信じていない国に未来はあるのか。
』
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