2012年11月23日金曜日

日本はなぜ「グローバルホーク」に目を付けたのか

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● グローバルホーク:Wikipediaから



サーチナニュース 2012/11/22(木) 17:10
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1122&f=politics_1122_007.shtml

日本はなぜ「グローバルホーク」に目を付けたのか=中国報道

尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題において、無人機によるモニタリングが、一つの戦略的手段となっているが、日本は米国のグローバルホークに類似する無人偵察機の独自開発を予定している。

◇30億円の開発経費

無人機計画は早くから、日本政府の視野に入っていた。
日本政府はかつて、米国の無人偵察機「グローバルホーク」の購入意欲を示していたが、米国側から正式な回答が得られずにいるため、国産の新型無人機の開発を選択した。
防衛省は2013年度予算で、「滞空型無人機システム研究」の経費として30 億円を計上した。

防衛省によると、米グローバルホークに類似する同無人偵察機は、長時間の滞空・航続能力を持つ。
その飛行高度は1万3500メートル、航続時間は22時間に達し、日本近海の上空および超低空を飛行する飛行物を探知することが可能だ。

日本は13年より、1機目の無人偵察機のプロトタイプの開発を開始する。
プロトタイプの完成後、これを基礎としたうえでシステム強化を行い、 20年の使用開始を目指す。
防衛省の関係者は、
「熱感知赤外線センサーの開発はすでに完了しており、関連技術の準備もほぼ整っている」
と表明した。

アナリストは、
「日本の長期滞空型無人偵察機の開発が成功すれば、来た朝鮮やロシアをモニタリング範囲に収めることが可能だ。
また地面のレーダーと連結することで、日本に向けられた弾道ミサイルを事前に探知し、効果的にこれを阻止できる」
と指摘した。

◇米グローバルホークの導入計画

グローバルホークは世界最先端の無人偵察機で、航続時間は42時間、最大航続距離は2万5000キロメートルに達する。
また飛行高度は1万 8000メートル以上に達し、一般的な対空武器の射程距離を上回る。
基本的なセンサーを搭載したグローバルホークの価格は約5000万―7000万ドルに達し、地面の操作に用いる設備は約3000万ドルだ。

日本がこの高額な偵察機の購入に資金を惜しまないのは、その卓越した性能のためだ。
防衛省はグローバルホークを島嶼の防衛、疑わしい船舶への対応に用いる計画を立てている。

米国はこれまで、グローバルホークはミサイルおよび関連技術の抑制に関する制度により輸出が禁止されていると主張し、輸出に消極的だった。
しかし近年、米国はその戦略的利益を実現するため、徐々に立場を変えている。
米国は現在、グアム島のアンダーセン基地に3機のグローバルホークを配備し、アジア太平洋地域の空中監視能力を強化している。
アナリストは、
「日本がグローバルホークを購入すれば、米国とその同盟国は、中国周辺におけるグローバルホーク監視ラインをさらに延長することになる」
と分析した。

◇米国が日本に対するソフト・コントロールを強化

日本を含む各国の軍事アナリストは、日本のグローバルホーク購入は、ハイリスクの選択だと指摘している。
来た朝鮮、ロシア、中国およびその他の各国が、スパイ機が本国周辺の空域をうろつき回ることを歓迎するはずもなく、隣国との関係悪化につながるからだ。

米国がグローバルホークを日本に交付した場合、日米が「情報同盟時代」に入るばかりではなく、米国の日本に対する潜在的な「ソフト・コントロール」の強化が示されることになるだろう。



wikipediaから。

RQ-4 グローバルホーク (RQ-4 Global Hawk)は、ノースロップ・グラマン社によって開発された無人航空機。
アメリカ空軍などによって使用されており、イラク戦争で使用された。
MQ-1プレデターなどの無人航空機とは異なり、攻撃能力を持たない純粋な偵察機である。
2011年3月11日の東日本大震災の折り、福島原子力発電所での原子炉格納容器による爆発での被害状況の把握の為、施設上空への飛行を開始し短時間飛行した。


●福島原発上空を飛行するグローバルホーク 無人偵察機 Global Hawk


●米軍 グアムに最新鋭無人偵察機グローバルホーク配備の狙い
LunaticEclipseUS4 さんが 2010/09/21 にアップロード









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