『
サーチナニュース 2012/11/26(月) 14:31
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1126&f=politics_1126_009.shtml
艦載機が空母の離着艦に成功 わが国海軍が飛び立つ=中国
艦載戦闘機J-15が25日、中国初の空母の甲板上で離着艦の訓練に成功した。艦載機の離着艦の成功は、中国の空母計画が重要な一歩を踏み出し、「遼寧」が正真正銘の空母になったことを示す。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。(写真は「CNSPHOTO」提供)
◇遼寧艦が正真正銘の空母に
英BBC放送(BBC)の25日の報道によると、中国初の空母「遼寧」は就役後、戦闘機J-15の離着艦訓練を実施した。
中国政府直属のメディアは、空母のプラットホームと航空機の技術性能は十分に検証され、艦載機の適合性も基準に達していると伝えた。
香港紙「香港商報」は24日、中国空母の艦載機J-15が23日に戴明盟操縦士によって「遼寧」の甲板上への初着艦を成功させたと報じた。
軍事専門家は、「遼寧」が艦載戦闘機の離着艦の試験を成功させたことは、同艦が「正真正銘の空母」になったことを宣言し、でなければ「遼寧」は単なる海上を移動するプラットホームになるとの見方を示した。
航空専門家は、システムが高度で複雑な空母艦載機の初の着艦には2つの難点があると話す。
1つは艦載機と空母のシステムスタッフの意気を合わせること、もう1つは艦載機パイロットの初の着艦に対する大きな技術面と精神面のプレッシャーを克服することである。
台湾紙「中国時報」は24日、艦載機がなければ空母は戦闘力がないと言えるため、今回の着艦の成功は注目されていると論じた。
航空専門家は、
「タッチ・アンド・ゴーと異なり、艦載機は着艦時に甲板上のアレスティング・ワイヤに引っ掛けるアレスティング・フックをタイミングよく下ろし、一気に減速しなければならないため、難度はきわめて高い。
操作を誤れば大きな事故にもなりかねない」と話した。
ロシアのRIAノーボスチは25日、中国政府直属のメディアからの情報として、中国の戦闘機J-15が中国唯一の空母「遼寧」の甲板上で離着艦の訓練を成功させたと伝えた。
艦載機の離着艦訓練はもっとも困難な試練であるため、この成果は中国の雄大で志の強い空母計画が重要な一歩を踏み出したことを示すとした。
「遼寧」が正式に就役した2012年9月以降、空母スタッフは100回以上の訓練とテストを実施している。
中国が98年に2000万ドルでウクライナから購入したクズネツォフ級空母は当時、70%しか完成していなかった。
引き渡される前に同空母のエンジンは取り外されたため、02年に中国は大改修を行うと同時に艦載機の研究・開発に取り掛かった。
同空母は戦闘機26機とヘリコプター24機を搭載できる設計だ。
◇J-15の作戦半径は700キロ
戦闘機J-15は中国が独自設計・開発した初の艦載多用途戦闘機であり、着艦に成功したという情報は、外国メディアの同戦闘機の性能に対する推測を再び引き起こした。
英BBC放送(BBC)は、中国メディアからの情報として、中国初の艦載多用途戦闘機J-15は制空・制海などの作戦任務を行うことができ、多種の精密誘導兵器を搭載し、長距離攻撃と昼夜兼行の作戦能力を備えると報じた。
「ニューヨーク・タイムズ」は軍事専門家の言葉を引用し、中国のJ-15は先進的な自動誘導ミサイル、ホログラムディスプレー、対艦攻撃能力を持つレーダーなどの先進的な武器を備えると報じた。
J-15は射程400キロに達する対艦ミサイルYJ-62も装備する。
中国が国産のデジタルスキャン式のフェーズドアレイレーダーを独自開発すれば、同戦闘機はステルス性と妨害対処能力を備えるとともに、巡航ミサイルを追跡し、打ち落とすこともできるという。
イスラエルの軍事誌は、J-15は、空対空ミサイルと空対艦ミサイルを搭載できると見ている。
西側メディアは、燃料積載量と装備荷重を減らすことを前提に、スキージャンプという離艦方式を用いたと同時に、給油機によって作戦半径は700キロになると推測した。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年11月26日 13時54分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66831&type=0
空母に離着艦成功の「殲15」戦闘機の開発責任者、その空母乗艦中に心臓発作、死去―中国
●25日午前11時ごろ(現地時間)、中国の戦闘機「殲15」開発責任者である羅陽氏が、帰港する空母「遼寧」で心臓発作を起こし、死去した。写真は空母「遼寧」。
2012年11月25日午前11時ごろ(現地時間)、中国の戦闘機「殲15」開発責任者である羅陽(ルオ・ヤン)氏が、帰港する空母「遼寧」で心臓発作を起こし、死去した。
中国中央電視台(CCTV)が伝えた。
「殲15」は中国が独自開発した初の艦載多用途戦闘機で、同日空母「遼寧」は「殲15」の離着艦訓練に成功し、帰港する途中だった。
突然心臓発作を起こした羅氏は、すぐに病院に搬送されたが治療の甲斐なく、51歳という若さで帰らぬ人となってしまった。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年11月26日 10時14分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66810&type=0
空母への離発着に成功したパイロットたちは、宇宙飛行士並みの選抜を経たエリートぞろい―中国
2012年11月25日、中国新聞網は記事「J-15艦載機パイロットの選抜・育成の難度は宇宙飛行士並み」を掲載した。
今年9月末、中国人民解放軍初の空母・遼寧号が就役した。
旧ソ連の建造中の空母を改造したものであること、中国が空母運用の技術・ノウハウを持っていないことから、戦力になるどころか艦載機の離発着すらままならないのではとの見方もあったが、就役からわずか2カ月しか経っていない今、中国は離発着訓練の成功を発表している。
艦載機であるJ-15を駆るパイロットたちは厳しい選抜を経て選び抜かれた精鋭たち。
35歳以下、5機種以上の操縦経験、飛行時間1000時間以上、うち第3世代戦闘機の飛行時間が500時間以上、重要演習への参加経験、肉体的精神的な素質などが基準となる。
その選抜、育成の難易度は宇宙飛行士のそれに劣らない。
J-15は中国が初めて生産した艦載機。
「中国が完全な知的所有権を有する」
とアナウンスされているが、ロシアのSu-33の試作機をウクライナから輸入しコピーしたものと見られている。
』
『
朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/26 09:03
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/26/2012112600403.html
中国が空母艦載機の離着艦公開
中国政府は25日、空母艦載機「殲15」が中国初の空母「遼寧」の甲板で離着艦に成功したことを公式に認めた。9月25日の遼寧就役から2カ月での公表となる。
艦載機の離着艦は空母が戦闘力を発揮する上で最も基本的な能力ながらも技術確保が難しいとされる。
中国内外の専門家は艦載機の離着艦成功により、中国の空母運用技術が大きな難関を突破したと分析した。
■「初の実戦訓練で離着艦成功」
新華社は同日、殲15が渤海湾中部、西部海域を航行中の遼寧の甲板で離着艦訓練に成功したと報じた。
報道は
「厳しい訓練を受けてきた艦載機の操縦士が初の実戦訓練で全ての離着陸に成功した。
艦載機の飛行術、艦上離陸、着艦時の急停止などの技術をさらに安定化させられるようになった」
と報じた。
艦載機の殲15について詳細が初めて報じられた。
新華社によると、殲15は米国のF18、ロシアのスホイ33に匹敵する中国の第1世代艦載機で、中国の独自技術で開発されたという。
機動性に優れ、対艦ミサイル、空対空ミサイル、空対地ミサイル、精密誘導爆弾などを搭載可能だとしている。
しかし、海外の専門家は殲15がスホイ33をモデルに開発されたとみている。
■離着艦シーンをテレビ放映
中国国営中央テレビ(CCTV)も同日、殲15が遼寧の甲板で離着艦する様子を5分11秒にわたり報じた。
殲15が艦尾から着艦し、甲板上の着艦ワイヤーを使って数十メートルで停止した。
続いて、滑走路に待機していた殲15が100メートルほど滑走後、船首にある角度14度の台を使って発進する場面も放送された。
甲板上には機体番号「552」「553」という殲15が登場し、複数の艦載機が投入されたことを示唆した。
香港のテレビ局、鳳凰衛視(フェニックステレビ)は「5機が参加して離着艦訓練に成功した」と報じた。
新華社は訓練の実施時期は報じなかったが、法制晩報は23日午前に訓練が実施されたと伝えた。
■戦闘力確保に4-5年
空母遼寧が就役から2カ月で艦載機の離着艦訓練に成功したのは大きな前進だ。
2000年9月に就役したフランスの原子力空母「ドゴール」の場合、艦載機の離着艦成功まで2年前後かかった。
中国海軍軍事研究所の張軍社副所長は
「艦載機は空母の戦闘力の象徴だ。
殲15の離着陸成功は歴史に残る記念すべき日となった」
と指摘した。
しかし、軍事専門家は遼寧が正常に戦闘力を発揮するまでには少なくとも4-5年、長ければ10年かかるとみている。
夜間、天候悪化時にミサイルなどを搭載していつでも離着艦できる能力を備えるには数年かかるとみられるためだ。
さらに、戦略原子力潜水艦、攻撃用潜水艦、巡洋艦、駆逐艦、早期警戒機などで構成される空母部隊を形成するには多額の投資と長い期間が必要だ。
一方、中国が日本との尖閣諸島(中国名・釣魚台)紛争に備え、主力戦闘機の殲10を前進配備しているとの見方がある。
台湾の中央通信は24日、カナダの軍事専門誌を引用し、中国が尖閣諸島に近い福建省の水門空軍基地への殲10の配備を増強していると報じた。
』
『
サーチナニュース 2012/11/27(火) 08:38
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1127&f=politics_1127_002.shtml
空母という「保険」は、わが国にとって贅沢ではない=中国
中国の艦載戦闘機J-15が空母「遼寧」の甲板上で離着艦に成功し、中国初の空母は戦闘力形成に向けた一歩を進めた。
中国網日本語版(チャイナネット)は26日、「重要なのことは、中国がハイテク装備を『何とか開発していた』以前とは異なり、条件が整い、自然に完成したことである」と報じた。
以下は同記事より
艦載機は海軍の遠洋任務の基本となる技術であり、これを乗り越えたことは「遼寧」が正真正銘の空母になることを意味する。
空母は中国の拡張を助け、中国の対外開放時代における国防に新たな性質を形成する。
世界2位の経済国が空母という「保険」をかけることは、国際政治の基本的経験から言ってもまったく贅沢なことではない。
「中国脅威論」は中国が直面する難題の1つだが、空母保有は中国に安全保障面のメリットをもたらし、それは西側世論が騒いでいることによる中国への影響を上回る。
将来的に太平洋上を中国の艦艇が巡回することに対し、世界は心の準備を整えている。
中国の空母保有が合理的な動きであることは次第に理解され、受け入れられている。
しかし、艦載機の離着艦成功は、中国の空母技術の開発の終わりを意味するものではない。
空母が戦闘力を形成するまでは少なくとも3ステップを踏む必要があり、艦載機との協調は第1ステップにすぎない。
第2ステップは空母戦闘群の結成及び編隊全体の協調であり、難度はそれ以上になる。
第3ステップは空母と指揮部門の協調で、これは軍全体さらに全国との協調を必要とする。
これらを成し遂げてようやく、中国の空母は本当の意味で機能し、複雑な国際環境において任務を遂行できる。
空母を持つ中国と持たない中国では、外部に与えるイメージは異なる。
しかし、空母が国の取り組みの中心になる可能性は低い。
また空母だけでなく、すべての戦略兵器も同様である。
空母は非常に高価で、費用対効果の試練を克服する必要があり、さらに国際競争と安全保障面の状況の変化からも影響を受けるだろう。
中国にある不安感は、防衛力が遅れていること、世界2位になった後も発展し続けるという戦略的な苦境によるものである。
世界の「既得権益集団」から中国台頭に無言の圧力がかけられており、軍事力だけで「安全」を確保することはできない。
中国は軍事力の継続的な発展を断固として進める必要があり、中国がバランスの取れた発展を図るにはそれ以外の方法はない。
価値観と政治体制が西側と異なる中国の安全保障は自身の実力に根を下ろす必要があり、ほかの幻想を抱いてはいけない。
ところが、実力が大きいほど「和」に努めなければならず、衝突を招く努力をしてはいけない。
中国は空母の作戦能力を高めると同時に、空母を通した外交の「特殊技術」の研究にも力を入れる必要がある。
全体的に見て、解放軍は中国外交の活力になっていかなければならない。
中国の安全は「大安全」である必要があり、軍事の安全はその一部にすぎない。
中華民族の安全、海外投資の安全、中国のソフトパワーの外部への浸透、外部が中国の国家利益獲得にさらに協力的になることなどは中国が望むことである。
中国の利益が多いほど、国防にかかる額は多くなる。
中国の空母や新型戦闘機などが増えれば、外部の防備も強まり、潜在的対立のコストは上昇する。
これらをうまくコントロールし、中国の各段階の発展が最終的に大規模な実力対抗にならないようにしなければならないが、それには中国の知恵と志、さらに世界からの賛同と働きかけが必要である。
世界での力関係を大きく変えている中国は自身の平和的発展を進めるだけでなく、「平和的変化」を促す必要もある。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年12月11日 5時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67285&type=0
中国の空母ブーム、「子供は何を見ても新鮮」と日本で物笑いの種に―中国メディア
●9日、中国の空母「遼寧」で艦載機による発着が初めて成功し、中国で「空母スタイル」などが流行しているが、日本で空母ブームが物笑いの種にもなっていると報じられている。写真は空母「遼寧」。
2012年12月9日、環球時報(電子版)によると、11月25日に中国の空母「遼寧」で艦載機による発着が初めて成功し、中国で「空母スタイル」などが流行していることが日本でも注目されているが、日本のネットユーザーの間ではこうした空母ブームが物笑いの種にもなっていると報じられている。
空母は第二次世界大戦の時期には米、英、日が開発を競ったが、現在は米国のみが際立った存在となっている。
米国は次世代原子力空母として「ジェラルド・R・フォード級」空母を建造中で、ステルス技術や電磁式カタパルト、F-35C戦闘機やX-47無人戦闘攻撃機の搭載などが予定されており、最新の技術が詰め込まれている。
空母の運用には多くの段階を踏み、技術と経験を積み重ねる必要があるが、中国はまだ艦載機の発着に成功した程度で、米国の次世代空母と比べると中国が空母を実際に運用できるようになるのはかなり先になると見られ、海外メディアの中にはかなり辛辣な批評も出ている。
ある日本のネットユーザーは
「中国人は自転車に乗れるようになったばかりの子供と同じように、自分たちの艦載機が飛ぶのを興奮して見つめている」
と記している。
』