2012年11月19日月曜日

中国版ツイッター「微博」では中国を変えられない! 中国人の間に失望感

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●19日、新浪の関係者は同社の微博ユーザー数について、「新浪微博のユーザー数は約3億6000万人で、80・90年代生まれのユーザーが全体のそれぞれ52%と37%を占め、約90%が若い世代のユーザーだ」と実情を伝えた。写真は新浪微博のロゴ。



レコードチャイナ 配信日時:2012年11月19日 9時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66551&type=0

中国版ツイッター「微博」では中国を変えられない!
中国人の間に失望感―米誌

 2012年11月12日、米誌アトランティック・マンスリーは中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に漂う中国人の失望感について取り上げた。13日付で環球時報(電子版)が伝えた。

 これまで中国人と政府や人間関係に変革を起こした象徴と見られてきた微博だが、現在は多くのネットユーザーが結局微博は何を変えたのだろうと懐疑的になり始めている。
 中国では微博で不祥事・不正事件が暴露されることがよくあるが、最近はある種の倦怠感が漂っている。

 今年10月には、常に批判的なつぶやきをするユーザー「ワークブック」氏が多くのネットユーザーの心情をつぶやいた。
 「微博は中国を変えていない。
 変えたのはあなたや私だけ。
 私はだんだん冷めてきた。
 あなたが微博に飽きてきたように」。
 このつぶやきは3万回以上リツイートされ、コメントは1万件以上にも上った。

 同氏はさらに、
 「もう強制立ち退きや交通事故、手抜き工事を見ても怒る気がしない。
 テレビを見るのと同じように、こういうことは日常茶飯事。
 結局私は何も感じなくなった。
 以前は怒ったり、悪態をついたりしていたけれど、今は何も驚かない
とも書いている。

 実は、微博が中国を変えてくれると期待していた人が間違いで、中国自体も改革し、その変化を人々に見せていかなければいけないのかもしれない。


 ツイッターは中国を変えることはない。
 要はそれは情報の伝達手段だということ。
 政府の党族政治を変えるのは「街頭政治:デモ政治」しかない。
 ツイッターで情報をみたら、「街へでかけよう」ということ。
 昔あった「本を捨てて、街へ出よう」、寺山修司だったかな。
 街へでなければ、政治は変わらない。
 ツイッターを見なくなったら、政治は変わらない。
 街へ出ることがなくなるから。
 今後も党族政治が続くかぎり、社会不安は大きくなることは事実だと思うのだが。
 まあ、ネズミ族の生活になれてしまえばそれも快適だが。
 日本でもホームレスを3日やったらやめられないというから。
 もし、街へでなくなったら、何が政治を変えるだろう。
 おそらくは共産党内部の権力闘争ということになる。
 つまり、だれが最も甘い蜜を吸えるか、の戦いとなる。


レコードチャイナ 配信日時:2012年11月21日 1時35分 

<中華ボイス>
新浪微博ユーザー数は3.6億人、80・90年代生まれが90%―新浪関係者

 中国で爆発的に増加しているミニブログのユーザー数。
 今年10月に中国社会科学文献出版社が発表した報告書によると、中国版ツィッターである微博ユーザー数がすでに世界一になった。
 また、中国インターネット情報センター(CNNIC)の統計によると、2011年12月現在、その総数は2億4980万人に達している。
 言論に対し規制が厳しい中国だが、ミニブログという発言権を中国の人たちが手放すことは考えられず、今後も更なる増加が予想される。

 2012年11月19日、中国大手ポータルサイト・新浪(SINA)の関係者は同社の微博(中国版ツイッター)ユーザー数について、
 「新浪微博のユーザー数は約3億6000万人で、男女がそれぞれ半分ほど占めている。
 うち80年代生まれのユーザーが全体の52%を占め、90年代生まれが37%と、約90%が若い世代のユーザーだ。
 70年代生まれのユーザーは僅か6%で70年代よりも前の世代は2%しかいない。
 また、大卒レベルの学歴を持つユーザーは全体の80%に及ぶ」
と伝えた。

 ということは、
 20代から30代の世代が90%を占め、
 80%は大卒学歴者 
ということになる。




レコードチャイナ 配信日時:2012年12月4日 1時46分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66937&type=0

<中華ボイス>
中国人にとってのミニブログ、それは正しき道を照らす1本のローソク―経済学者

 言論の自由がない中国。
 その中で、唯一国民の発言権と呼べるものがミニブログだといっても過言ではない。
 2011年7月23日に浙江省温州市で起きた高速鉄道事故を覚えている人も多いかと思うが、同事故では多くのメディアがミニブログの書き込みを引用した。
 それだけ中国人にとってミニブログは身近で生活の一部になりつつある。

 2012年11月23日、中国の著名経済学者、韓志国(ハン・ジーグオ)氏は
 「ベトナム戦争時、1人の米国人男性は毎晩1本のローソクをつけ、ホワイトハウスに立ち戦争反対を訴えた。
 ある記者が男性に『あなたの行動で国の政策が変わるのですか?』と尋ねた。
 すると男性は『私は国の政策を変えたいのではない。国により自分自身が変えられたくないからこうしているのだ』と答えた。
 われわれにとってミニブログこそが男性のローソクに代わるものだ。
 ミニブログで国は変えられないかもしれないが、自分が変わらないように堅持することはできる
中国の人にとってミニブログがいかに重要かを説いた。





レコードチャイナ 配信日時:2013年1月2日 14時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67922&type=0

<中華ボイス>
管理が課題の中国“微博”、「それでも国の金でうそつく官製メディアよりマシ」
―広東工業大学副研究員

 中国の微博(マイクロブログ=中国版ツィッター)は、今年10月に中国社会科学文献出版社が発表した中国新メディア発展報告によると、ユーザー数世界一になった。
 一方で、
 「新たなメディアツールであるミニブログによる情報伝達は、社会の発展にとってプラスの作用を持っているが、マイナス効果も顕著である。
 法律法規の整備が技術の発展に大きく後れを取っている」
と指摘されている。

 2012年12月23日、広東工業大学副研究員の林濾山(リン・リューシャン)氏は
 「いくつかの官製メディアは、微博が信用度を失い、改革が必要だと酷評している。
 何が信用だというのだ?
 これらのメディアの評価にはあきれるばかりだ。
 かつて官製メディアも幾度となく間違った報道や不適切な報道があったではないか。
 数億人が微博を使っているのだ、デマや悪用する者が現れても不思議ではない。
 何よりも、国のお金でうそをつく組織よりよほどマシだ!
と主観的な官製メディアに対し怒りをあらわにした。





【新・闇体制発足】



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